ズキン・・・・

体に鋭く刺激が走る。



「んっ・・・・・」



朝から嫌な気分だ。




なんたって激痛で目が覚めたんだから。




「あ・・・そっとやったつもりだったんですけど・・・。起こしちゃってごめんなさい。」



ここはベットがあるだけの質素な部屋。


そして自分はそのベットに横たわっている。



そして枕元には―――――――




「そういえば、まだ名乗ってませんでしたよね。ボクはロランっていいます。」



「あ、あれ・・・私・・・?」


「あ、ボクが攻撃したせいで今まで気絶してたんですよ。・・・本当にごめんなさい。」


「そうだった!あの時はよくも・・・」


は体を起こそうとしたが、ベットに押し戻された。


「もうちょっとじっとしててください!」


ロランは何やら液体が入ったビンに、ピンセットでつまんだ綿をたっぷり浸けた。



この動作には見覚えがある。
傷を消毒するときにする動きだ。


そしての体についた傷をつつく。



「ひゃっ・・・!!痛い・・・・。」



痛みで目に涙がにじむ。



「我慢してください。『良薬は口に苦し』って言うじゃないですか。それにホーリーARMもどっかに置いてきちゃったし・・・」



「ほーりーあーむ?」



は聞き慣れない言葉に首をかしげる。


「ええ、それがあればすぐに治してあげられるんですが・・・。」



「ふ〜ん・・・・・・いててっ!」




それからしばらく、消毒液と戦うの悲鳴が何度も聞こえた。





ロランが頬の傷も消毒しようとしたとき、は顔をぶんぶん振った。



「お願いですからじっとしててください!これじゃ消毒できないじゃないですか。」



「私は『しみる』って感覚が嫌いなの!こんな傷ぐらいほっときゃ治るわよ!!」


「でも女の子の顔に傷跡ができたらどうするんですか!」


「なめときゃ大丈夫よ!」


「どうやって自分の顔をなめるんですか?」


「うっ・・・」


鋭い指摘にギクッとした表情になる。





「しょうがないですね・・・。」



ロランはに顔を近づける。







チュ・・・・・・・





「なっ・・・・・・」



は気が動転しまくった。





「そ、それじゃあしばらく待っててくださいね!」



ロランはそれだけ言い残して部屋を出て行ってしまった。





☆あとがき☆
バカップル大好き!これはバカップルに入るか知らないけどバカップル大好きです(意味不
私は消毒液が大ッ嫌いでした。だってあれしみると痛いんですもん;;